夫婦カウンセラーの平沢 藍です
かつて私も、調査会社に依頼し
夫の行動を調べた経験があります
平凡な主婦が、まさか夫に探偵をつけるだなんて
それまで想像した事もありませんでしたが
これも夫の不倫があったからこそ!
そんな事がなければ、調査なんてする筈がないですよね
『その女性と別れて!もう会わないで!』
どんなに必死に訴えても
『彼女は友達だ、友達と会わない約束なんて出来ない』
『自分の思い込みを俺におしつけるな!
酔っ払ってるんじゃないのか?』
などと、話をすり替えるズルさに
これはもう、自分の手で
真実に辿り着かなくては何も変わらない
動くと夫婦が壊れるだなんて、怖がってじっとしている場合では無いのだと
カウンセラーの先生から頂いたアドバイスで
気付く事が出来ました
初めての調査は
夫の言葉、持ち物、帰宅時間などから
行動パターンを読んで挑みました
その日、夫は休日出勤だと言って
スーツにビジネスバックといういでたちで外出
それを追う調査員
しばらくして、調査員からメールが入ります
「対象者が女と合流」
後から見た映像には
地方から新幹線で不倫相手が出向き
再会するやいなや、駅のホームで抱き合う
姿が映っていました
映画のワンシーンなら、素敵なカップルが抱き合う姿に
ウットリもしますが
なんせ、疲れた既婚のおじさんと
婚期を逃したブス女が抱き合う姿です
気持ち悪い以外の何物でもありません
怒り以上に
こんな女と、よく人前で抱き合えるな
夫にはプライドってものは無いのか⁈
と驚いたのが素直な感想です
この後も、手や視線を絡めたり
夫が女の腰を撫でながら歩いたりと
不倫カップルの
汚らしい様子は続きましたが
その全てを、目をそらさずに見届けました
妻に見られるとは思ってもいない
夫の別の顔を
私は細部まで見逃さず、この目に焼き付けたのです
ただ残念な事に
この日、この不倫カップルは
ホテルには行かなかった
それが悔しくて悔しくて
〝何やってんのよ!さっさとホテルに入りなさいよ! 〟
そう心の中で叫んでいました
あれほど嫌だった夫の不倫なのに
もう、2人がホテルに行くのを望む自分しかいない
これも、現実を知ったからこその変化です
しっかりとした証拠を手にして
このアホな二人に
『ダメなものはダメ!絶対に許さない!』
と言いたくて必死でした
それにしても、夫がブス専だったとは‥‥
こんな女に、私は夫を取られると
恐れおののいていたなんて
どんなに真剣な思いで夫と向き合おうとしても
グダグダと逃げ回っていた原因が
こんな下品なブス女だったとは
勝手に、女を大きな存在に膨らましていたのは
私自身だったのです
ですが現実は
夫は鼻の下をのばし、デレデレと女の腰を撫でまわし
ブス女もブス女で、顔を蒸気させ腰を撫でさせている
一一これは誰から見ても
愛とか恋じゃない一一
ただのセフレじゃないか!
現実をこの目で見た途端
今まで辛くて悲しくて、毎日泣いていた事が
バカらしくなった
それが、調査初日の出来事でした
この真実を見るまでは
リビングにいても、いつも機嫌悪そうで
「俺に話しかけるな!」
と全身で言っている夫の態度に怯えて
暮らしていました
娘が腕を絡ませても
「俺はそういうの苦手なんだ」
と言って、手を振り払います
ところが陰では
こんな女と人目もはばからず
イチャイチャと腕を組んだり絡ませたり
情けないエロオヤジっぷり
これが夫なのか?
いやいや、これも夫なんだ
そして、情けないことに
これでも父親
たまに偉そうに子供達に説教などする
父親詐欺です
リビングにいる夫だけしか知らなければ
いつまでも、自分が見ている夫だけが
本当の夫だと信じて疑わなかったでしょう
まさに
〝百聞は一見に如かず〟
自分の五感で確かめた事が
自分自身の真実なのだと
知るきっかけとなった初回の調査は
私にとって
〝夫が怖い〟
という思い込みから抜け出すチャンスとなりました
そうです!
不倫密会事件は現場で起きています
リビングで悶々と悩んでいても
何も変わりません
〝百聞は一見に如かず〟
自ら現場を知る事で
自分の中に、変化を起こすのです
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